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2025年12月13日

さよなら自民政治

全国革新懇 新しい共同へ議論
田村・金澤・前川・中野・冨田氏発言

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(写真)全国革新懇のシンポジウムで意見を交わす(左から)冨田、金澤、前川、中野、田村の各パネリスト=12日、衆院第1議員会館

 全国革新懇は12日、国会内で「さよなら自民党政治、生活向上、民主主義と平和を実現する政治をめざすシンポジウム」を開きました。パネリストとして日本共産党の田村智子委員長、東京大学学生の金澤伶さん、元文部科学事務次官の前川喜平さん、上智大教授の中野晃一さん、関西学院大教授の冨田宏治さん(コーディネーター)が発言し、高市政権に対峙(たいじ)する暮らし・平和・民主主義を守る「新しい共同」を広げるための議論を行いました。

 田村氏は、高市政権は危険な政権だが、もろさと弱さも明らかになっているとして(1)高市早苗首相の「台湾発言」(2)米トランプ政権言いなりの軍備増強(3)国民の暮らしを守る柱のない経済政策―の3点を指摘。高市政権に立ち向かうためには、国民の多様な要求を実現する共同を広げるとともに、高市政権の危険性の核心であるアメリカいいなりの大軍拡と安保法制のもとでの戦争国家づくりに正面から立ち向かう「確かな共同」が重要だと強調しました。

 さらに、共産党が政党間の共同を広げる会談にも取り組み、継続的な連携を確認したことを強調。女性リーダーが固まりとなってアピールする場を設ける計画も進んでいると報告し、「この『確かな共同』を発展させて、対決軸があると国民に示していく」と決意を述べました。

 金澤さんは「学費値上げの問題は深刻な領域まで進行している」と述べ、全国で広がる大学学費値上げを批判。前川さんは高市政権の対米従属の大軍拡と新自由主義的経済政策で「国民は貧しくなる一方だ」と批判し「高市政権はいずれ破綻する」と指摘しました。

 中野さんは世界と日本の極右勢力の台頭を語る中で「立憲民主党が安保法制『合憲論』にかじを切るような話もある。政治全体の右傾化が進むのを止めないといけない」と警鐘を鳴らしました。