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2025年12月12日

許すな定数削減

議員数 本当に十分か?
「市民の会」が院内集会

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(写真)壇上で話す小澤氏=10日、衆院第1議員会館内

 「議員定数削減問題を考える市民の会」は10日、衆院第1議員会館内で集会を開きました。市民や議員、学者が議員定数削減の是非などを議論しました。

 大山礼子駒澤大学名誉教授と小澤隆一東京慈恵会医科大学名誉教授らがパネル討論しました。国会議員も参加し、日本共産党からは塩川鉄也衆院議員、吉良よし子、山添拓の両参院議員が参加しました。

 パネル討論で小澤氏は、今の国会議員・秘書数や仕事で本当に十分なのか、検証もないまま議員定数について論じることはできないと述べました。また、100兆円超の国家財政で議員数の多寡は財政的な“効果”をほとんど持たず、「維新の会の『身を切る改革』との表現は印象操作にすぎず、やめるべきだ」と話しました。

 大山氏は、定数削減で切られるのは中小政党や地方の議席だと批判。国民が削減論を支持する背景には「議員が自分たちの代表ではない」という議員不信が根底にあると指摘しました。

 吉良氏は、先の総選挙や参院選では市民の一票で裏金政治を続けてきた自公を少数与党に追い込んだと述べ、求められているのは裏金議員の一掃だと強調しました。塩川氏は、政治に民意が反映されないのは定数ではなく自民党議員が多いからだと指摘し、山添氏は、悪政を続けるひどい議員を選挙でかえようと呼びかけました。