米軍横田基地(東京都福生市など)で行った米兵のパラシュート降下訓練で、民家への米兵の落下や児童館敷地へのパラシュートの落下が相次いだ問題で、日本共産党の斉藤まりこ都議は9日、都議会代表質問で「住民の命にも関わる重大な事故だ。厳しく抗議し、危険なパラシュート降下訓練の中止を求めるべきだ」と小池百合子知事に迫りました。
谷崎馨一都技監は「降下訓練における場外降着は、一歩間違えれば人命に関わる重大な事故につながりかねない」として、原因究明や再発防止策を講じるまでは訓練を行わないよう要請したと答えました。
斉藤氏は再質問で、米兵の落下事故から2日後に米軍が訓練を再開し、その日に再び福生市の児童館にパラシュート落下事故を起こし、夜間に無断で児童館敷地に侵入し回収していたと指摘。「米軍の隠蔽(いんぺい)と言う他ない。知事が直接抗議し、訓練中止を求めるべきだ」と求めました。

