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2025年12月11日

田村委員長、スペイン大使と懇談

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(写真)スペインのデ・パラシオ・エスパーニャ駐日大使(右)と田村委員長=9日、衆院議員会館

 日本共産党の田村智子委員長は9日、衆院議員会館でスペインのイニゴ・デ・パラシオ・エスパーニャ駐日大使の訪問を受けて懇談しました。

 冒頭、田村氏は、スペインが昨年5月にパレスチナを国家承認したことに触れ、中東和平を求める姿勢に敬意を表しました。また、北大西洋条約機構(NATO)が加盟国に国防費を2035年までに国内総生産(GDP)比5%とする新目標について、同国が拒否した国内状況について聞きました。

 大使は、スペインとアラブ文化との歴史的関係について述べ、同地域の平和について強い思いがあると説明。国防費の引き上げは、スペインの社会保障費を削ることを意味し、社会保障の拡充を求める国民要求と異なるため応じることができないと書簡を送ったことを説明しました。田村氏は自主独立、対等・平等は外交上の大原則だと述べました。

 懇談では、スペインの移民政策にも話題が及び、大使は寛容な移民政策に呼応して経済成長している状況を紹介しました。

 田村氏は日本の排外主義的な動きや高市首相の「台湾有事」発言について「東アジア平和提言」を紹介しつつ、日本共産党の立場を説明しました。両氏は有意義な懇談ができたことをふまえ、今後も意見交換をしたいと話しました。