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2025年12月10日

青森震度6強

外壁落下 ガラス破損
八戸 高橋前議員が現地調査

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(写真)避難所になった市津波防災センターで話を聞く、高橋氏(左から4人目)ら=9日、青森県八戸市

 東北地方、北海道を8日夜に襲った地震で、日本共産党の高橋千鶴子前衆院議員は9日、震度6強を観測した青森県八戸市に入り、被災状況を調査しました。田端深雪、吉俣洋両県議、苫米地あつ子八戸市議、久保将三八地区委員長が同行しました。

 県内の人的被害は負傷者が22人(9日午前10時現在)。八戸市では、23避難所に最大1312人が避難。自主避難者は21カ所1387人に上りました(午前8時現在)。

 市内では住居のガラスが破損したり、本棚が倒れたりするなどの被害がありました。ショッピングセンターでは外壁が落下し、エスカレーターの手すりがひしゃげていました。道路や歩道では、はがれたアスファルトも散見されます。

 高橋氏らは避難所の公民館や外壁がはがれたスケート場などを回り、被害状況を確認しました。小中野公民館では、津波警報を受けて避難した住民の様子をスタッフが語りました。同館では揺れ直後からエレベーターが停止。避難所は3階ホールにあるため、階段を上がれない人は背負われて避難したといいます。暖房を最大にしてもゆかから底冷えし、毛布が足りない状況だったと話しました。

 高橋氏らは市の危機管理課を訪れ、被害状況などを聞き取りました。高橋氏は「老朽化した施設の改修など安全確保を徹底するためにも国の支援が必要です」と語りました。(青森県・赤平加奈恵)