(写真)訴える大平氏(右から2人目)ら=6日、広島市
日本共産党広島県委員会は6日昼、広島市の繁華街で、自民党と日本維新の会が共同提出した衆院議員定数「自動削減」法案の撤回を求める緊急宣伝を行い、定数削減反対署名への協力を呼びかけました。法案の問題点を示したビラを配布しました。
大平よしのぶ衆院中国比例予定候補は、与党2党が独断で、しかも1年以内に結論が得られなければ自動的に定数削減するという法案について「議会制民主主義の破壊であり、前代未聞の国会を揺るがす暴挙。断じて許すわけにはいかない」と批判しました。定数削減が「裏金も企業・団体献金も温存させる」ものであり、「一人ひとりの国民の声こそが切り捨てられてしまう」危険性を告発。「何重にも許されないこの暴挙を許さないの声を一緒に上げよう」と訴えました。
市内の女性(72)は「私たちが一番怒っている政治とカネの問題を、いつの間にか定数削減にすり替えている。こんな乱暴なことは許せない」と署名。最後まで訴えを聞いた60代の男性は「つまり少数の声が反映されにくくなるんだね。ぜひ、撤回してほしい」と話しました。

