日本共産党

メニューとじる

すべての記事が読める

赤旗電子版購読お申し込み

2025年11月28日

博士課程学生支援の留学生排除方針の撤回要求

参院文科委 吉良議員

写真

(写真)質問する吉良よし子議員=20日、参院文科委

 日本共産党の吉良よし子議員は20日の参院文教科学委員会で、大学院の博士課程学生への支援(SPRING)から留学生を排除する方針を打ち出した文部科学省を批判し、撤回を求めました。

 今回の方針について文科省は、「日本人学生への支援」という制度の趣旨を明らかにしただけだと説明しています。

 吉良氏は、従来の支援に線を引き、留学生を排除することが問題だと指摘。何より、この制度に関わって「日本人学生」という言葉を使用し始めたのは以前からではなく最近ではないかとただしました。文科省の西條正明科学技術・学術政策局長は「今年4月から」だと認めました。

 吉良氏は「新たに『日本人学生』という言葉を使って国籍や在留資格によって支援に差をつけることは差別そのものだ」と批判しました。

 吉良氏は、学生たちが差別方針の撤回を求める署名などに取り組んでいることも紹介し、排除方針の撤回を要求。松本洋平文科相は「事業趣旨を改めて明確にしたものだ」と強弁し、撤回を拒否しました。