(写真)小池晃書記局長のあいさつを聞く大会代議員・評議員=23日、静岡県熱海市
静岡県熱海市で開かれている日本民主青年同盟(民青)第49回全国大会で23日、日本共産党の小池晃書記局長があいさつしました。5大会連続で同盟員拡大数を前進させている民青にエールを送り、「新しい国民的・民主的共同を広げ自民党政治を終わらせよう」と訴えました。
小池氏は、「財界中心」「アメリカいいなり」という「二つの異常」を語り、青年の模索にこたえ、学び、行動することを呼びかけている民青の取り組みは重要だと強調しました。
参院選で与党過半数割れとなったものの、自民・維新の高市政権は、消費税減税に背をむけ、大軍拡を進めているとして、「どの問題でも自民党には国民の願いにかなう答えが出せない」と指摘。首相の「台湾有事」発言を批判し、「共産党躍進と『新しい国民的・民主的共同』こそが、憲法を踏みにじる高市政権の暴走をストップする上で重要だ」と述べました。
小池氏は、「なぜ青年・学生の生活が苦しいのか」として、異常な高学費の背景には大学予算の削減・抑制があり、「アメリカいいなり政治をやめ、軍拡予算を削り、未来を担う青年・学生にこそまわすべきだ」と指摘。高市首相が検討を指示した労働時間規制の緩和は「財界の要求に沿い、さらに搾取を強めようというものだ」と告発し、「財界・大企業いいなりの政治をやめ、賃上げと自由な時間を増やすことが求められている」と、国会質問で使用したパネルも示しながら、熱く語りかけました。
小池氏は、『Q&Aいま「資本論」がおもしろい』(赤本)、『Q&A共産主義と自由』(青本)の学びを力に『資本論』を読むムーブメントを、ともに起こそうと呼びかけ。「青年・学生の切実な要求を阻む『二つの異常』を押しつける自民党政治を終わらせるために、強く大きな民青を」と激励しました。
前日から続く討論では、班が主人公で取り組んできた多彩な要求実現の運動、新しい仲間を迎えてきた経験が豊かに語られました。

