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2025年11月23日

きょうの潮流

 青空に紅葉が映える季節です。色とりどりの木々を見ながら新米のおにぎりをほおばる。この時期にしか味わえない、ひとときのぜいたくでしょう▼先日、近くのスーパーに買い物に行ったときのこと。偶然にも、お米のコーナーに4年前の備蓄米が積まれはじめました。数は少なく20袋程度、あっという間の人だかりですぐに完売。税込み5キロ1888円の値段は、並んでいた新米の半分以下でした▼米の値上げが止まりません。農水省によると、今月初旬に全国のスーパーで売られた米5キロの平均価格は税込み4316円。3年前の調査開始以降、最高値を更新しました。おいしいとわかっていても手が伸びない。そんな状況が続いています▼主食の高騰や不足は食生活にも影響をあたえていますが、政府はいつまでも市場任せ。消費者への安定した供給や安心して米づくりができる生産者への支援にも背を向けています。お米券の配布など一時的な対応では何も変わりません▼高市政権が21兆円超の経済対策を打ち出しました。物価高対策として「年収の壁」の引き上げやガソリン税の減税、電気・ガス代の補助や子ども1人あたり2万円の給付を盛り込みましたが、どれもやってる感を出しただけのその場しのぎです▼異様なのは1・7兆円もの「防衛力の強化」を柱の一つに据えたこと。トランプ政権が求める軍事費の対GDP比2%への引き上げを前倒しするためです。思うように新米も味わえないやるせなさなど、わかろうともせずに。