【ワシントン=洞口昇幸】4日の米ニューヨーク市長選で「民主的社会主義」を掲げて勝利したゾーラン・マムダニ次期市長(民主党)は21日、首都ワシントンのホワイトハウスを訪れ、トランプ大統領と会談しました。両氏は会談後に記者団に対し、生活費や家賃の高騰などの問題について協議したことを明らかにしました。
マムダニ氏は、食費、電気・ガス代、家賃を例に、「ニューヨーク市民に手ごろな価格での生活を提供する必要性に焦点を当てた生産的な会談だった」と表明。自分に投票した約10人に1人がトランプ氏の支持者だったとし、「大統領と協力することを楽しみにしている」と語りました。
また富裕層が集中するニューヨーク市で「労働者は取り残されている」とし、公約である富裕層課税を進めて市民サービスを充実させる意欲を示しました。
マムダニ氏はパレスチナのガザを巡るイスラエルの行為を「ジェノサイド(集団殺害)」と表現。イスラエルを支援する米政府の方針を、トランプ氏の前で公然と批判しました。
トランプ氏は、市長選のときと打って変わってマムダニ氏を歓迎し、祝意を表明。生活費高騰などの課題について、自らの具体的な対策は詳述せず「すべて私と同意できるものだ」などと繰り返しました。ただ「どう実現するかでは意見が合わないかもしれない」とも述べました。イスラエル支援についての批判には何も反論しませんでした。

