日本共産党の田村智子委員長は15日、訪問先の札幌市で、高市早苗首相が国会で、「台湾有事は存立危機事態になりうる」との発言をしたことについて、「こういう発言自体が軍事的緊張を高める。予算委員会で撤回を求めたが、いまだに撤回をしていない。改めて撤回を求めたい」と述べました。
そのうえで、台湾の問題について、▽台湾の人々が自由に表明する民意を尊重すべきだ▽中国による武力行使・威嚇に反対する▽日本や米国が武力介入すべきではない―との日本共産党の立場を表明。「平和的な解決をという立場こそ日本政府が発すべきものだ」と主張し、「危機」をあおり、長射程ミサイル配備など大軍拡を進める高市政権を厳しく批判しました。

