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2025年11月15日

きょうの潮流

 その動きは、この国が大きく変わろうとしていることへの危機感でした。「昨今に於(お)ける左翼勢力の進出については、真剣に之(これ)に対決する方法を講じなければならない段階に来ている」▼A級戦犯容疑者の岸信介は、戦後のわきあがる民主勢力に対抗する政党の結集をはかりました。お膳立てをしたのは、財界とアメリカです。当時の経団連は総会で「保守合同を強く要望する」と決議し、資金を援助。CIAからも巨額が流れ込んでいました▼そうした背景のなかで1955年11月15日に結党されたのが自民党でした。国民政党を掲げながら実際に根を張ったのはちがう土壌に。反省もなく侵略戦争の推進者が党の中枢に居座ったことも、人びとの平和への願いに背いていました▼立党時の綱領にあった「福祉国家の完成」はとうになくなり、社会保障の相次ぐ後退や消費税の増税をはじめ、くらしの苦しさはますます。労働者の搾取も著しい。一方で大企業や富裕層の優遇、対米従属はあからさまに▼経済の低迷は「失われた時」を長引かせ、大軍拡や危機をあおる姿勢は軍事的な緊張を高めるばかりです。いまや内政も外交もどうにもならず、政党としての崩壊、その政治の失敗や劣化を指摘する識者も多い▼結党から70年の今日、初の女性首相を押し出しても、人権や多様性からかけ離れた極右的な性格が強まる一方です。国民から見放されていく、自民党政治の終わり。いま待ち望まれているのは、この国を変えようとする勢力の結集です。