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2025年11月11日

民主主義の基盤損なう

許すな政権与党の報道妨害
「日曜版」記者への攻撃
SlowNewsシニアコンテンツプロデューサー 熊田安伸さん

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(写真)熊田安伸さん

 政党機関紙とそうでない報道機関にはもちろん違いはあります。しかし、それとは関係なく、明確に根拠を示した報道であれば、公的な立場にある者は公正な説明で応えるべきです。

 ところが日本維新の会の藤田文武共同代表は、「しんぶん赤旗」記者の名刺をネットに投稿するという、論理的な必然性が認められない行為に出ました。自身の支持者が見ているSNSアカウントに記者を晒(さら)せば、抗議や嫌がらせを誘発することは容易に想像がつくことであり、そういう事態が起きても構わないと考えての行為と受け止められても仕方ありません。

 実際、SNSには当該記者への脅迫まがいの書き込みがなされ、数千の迷惑メールが届いていると言います。昨今、社会のモラルの底が抜けてしまったような行為を目にすることが増え、懸念をしていましたが、公党の代表がこうした行いをすれば、非倫理的な行動を助長してしまいます。

 報道は権力を監視し、有権者に判断材料を提供する民主主義社会のインフラです。今回の藤田氏の行為は、民主主義の基盤を損ない、自由で公正な議論を弱体化させ、ひいては報道の自由と健全な批評を萎縮させるものだと考えます。