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2025年11月9日

許すな政権与党の報道妨害 「日曜版」記者への攻撃

政権担う資格はない
元新聞労連委員長 京都新聞編集委員 日比野敏陽さん

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(写真)日比野敏陽さん

 取材した記者の名刺が取材先によってネット上にさらされることはたびたび起きています。「マスゴミ」などとメディアを攻撃する風潮がはびこるなか、一部の人によってネットという公共空間が荒らされている現実があります。

 政権与党のトップが同じことをやっていいはずがありません。本来なら政治家はこうした分断や敵対感情をあおるような行為をいさめるべき立場です。しかし、藤田氏はそれをやってしまった。藤田氏が品性下劣なのは明らかですが、日本維新の会そのものにも政権を担う資格はないといわざるを得ません。連立政権を組んでいる高市首相の責任も厳しく問われます。

 権力を持っている者は権力行使に抑制的であるべきというのが民主主義社会の原則です。権力者は自身にとって不利な報道があっても、受け止めて冷静に対処する。すべての政治家に求められることですが、政権トップの一角にいるならなおさらです。この点で、少なくとも、かつての自民党の政治家にはそうした懐の深さがありました。

 藤田氏の行為をきっかけに記者への脅迫がネット上で展開されているのは重大な事態で、見過ごせません。藤田氏はあおった自らの責任を認識し、謝罪すべきです。「しんぶん赤旗」は、「桜を見る会」や自民党の「裏金」をスクープし権力監視の報道の役割を十二分に果たしてきました。「赤旗は共産党の機関紙だ」などといって今回のことを見過ごしていたら、権力は今度、われわれ報道機関に牙をむいてくるでしょう。放置するわけにはいきません。