(写真)記者会見する山添拓政策委員長=7日、国会内
日本共産党の山添拓政策委員長は7日、国会内で記者会見し、小泉進次郎防衛相が6日のTBS番組で原子力潜水艦の導入に前のめりの発言をしたことについて、「看過できない。原子力潜水艦は憲法違反の攻撃的兵器になり得るもので、推し進めるのは許されない」と批判しました。
小泉氏が「周りの国々はみんな持っている」と発言したことに、山添氏は「周りの国がみんな持っているから日本も持つというなら、核兵器まで持つつもりか」と指摘。原子力潜水艦は「ミサイルを積んで隠密に広い範囲で行動し、相手の国の深くまで攻撃をする、憲法上持ってはならないとしてきた攻撃的兵器に当たり得る」と述べ、「原子力基本法で原子力の平和利用をうたっている国としても、踏み出してはならない」と強調しました。
また、高市早苗首相が軍事費の国内総生産(GDP)比2%を前倒しで今年度中に実施するとして、無人機の大量購入・運用などの「新しい戦い方」を強調したことについて、山添氏は「額ありきで進めるための後付けの口実だ」と指摘。無人機はイスラエルのガザ攻撃などで利用されており、「AIの指示に従って戦争が行われるのは人道上の大きな問題がある」と厳しく批判しました。

