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2025年11月8日

維新・藤田氏 どこが「身を切る改革」

 日本維新の会の藤田文武共同代表の税金還流疑惑が「しんぶん赤旗」日曜版のスクープで大問題に。さらに、政権与党代表という権力を持つ藤田氏が、取材した日曜版記者の名刺をインターネット上にさらしたことには、権力監視の報道への威嚇との批判が巻き起こっています。新聞やテレビ、ネットメディアもいっせいに取り上げ、全国紙、地方紙の社説でも維新批判の論調が相次いでいます。赤旗編集局には激励の電話やファクス、メールが多数寄せられています。

公金私物化批判も
全国紙 社説で主張

 7日付「朝日」は社説で「藤田氏は『実態のある正当な取引』で『適法』だと強調するが、身びいきであり、公金の私物化と見られても仕方あるまい」と指弾。「しがらみのない政治」「身を切る改革」を掲げ、衆院定数削減を迫る維新だが、「まずは自らの『身を正す改革』が必要ではないか」と論じています。

 また、問題の会社が別業者に印刷を外注していたが、藤田氏は記者会見で「利ザヤがどの程度あるのかなど、具体的な契約内容を明かすこともなかった」として、「説明責任を軽んじている」と批判。藤田氏が「共産党のプロパガンダ紙」「報道ではなく政治的主張」だと攻撃した「赤旗」は「『桜を見る会』や自民党の派閥の裏金をめぐる疑惑を掘り起こすなど、報道機関としての役割を果たしてきた」と評価しています。

 同日付「毎日」は社説で「会社の業務実態や、どれくらい利益を得たのかなど、明らかになっていない点は多い」と指摘し、藤田氏が「誤解や疑念を招くという指摘は真摯(しんし)に受け止める」と述べた以上、「取引の詳細について説明責任を果たすべきだ」と主張。「名ばかりの『身を切る改革』では、国民の政治不信を深めるだけだ」と喝破しています。

 「朝日」は、藤田氏が赤旗記者の名刺画像をSNSでさらしたのは「記者への個人攻撃や嫌がらせを誘発しかねず、自身に批判的な報道を抑えようという意図が透けて見える」と削除を要求。「毎日」も「記者を威嚇し、取材活動を萎縮させる行為であり、許されない」と断じています。

卑劣な行為に怒り
編集局に激励

 「会心の一撃と存じます」―日曜版のスクープに対し、赤旗編集局に反響と激励が寄せられています。

 冒頭は「毎日」の報道で知ったという「日本国民のひとり」と名乗る方からのメールです。「これからも頑張ってください。ご活躍を陰ながら応援しております」と結んでいます。

 京都の赤旗集金者からは、読者を訪ねると「やりましたね、赤旗砲第2弾! 維新の正体がわかりましたね、このとおり店に置いて見れるようにしていますヨ」とはずむ声が返ってきましたとの声。

 疑惑に開き直り、記者の名刺を公開するなど卑劣な行為への怒りや編集局への激励も続いています。

 「維新の税金還流の構図、これは維新の体質そのものですね」(大阪・70歳)、「会見で謝罪どころか逆ギレ、今後は取材拒否。さらには記者の名刺をさらして嫌がらせ。くじけずに頑張ってください」(愛知・54歳)など寄せられています。