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2025年11月7日

クマ対策 共産党が要請

達増知事「強化する」
岩手

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(写真)達増知事(左から2人目)に申し入れをする(右から)高田、斉藤、(左端)吉田の各氏=6日、岩手県庁

 日本共産党岩手県委員会と県議団は6日、達増拓也知事に対し、クマ出没から県民の命と安全を守る対策強化を求める19項目の申し入れをしました。斉藤信、高田一郎両県議、吉田恭子副委員長が参加しました。

 県内ではクマによる人身被害が35件36人発生(4月~11月2日)し、死者が全国最多の5人に。出没は4524件(9月末現在)と大量出没した2023年を約1000件上回り、街なかでの目撃も続いています。

 斉藤氏は、県が5日に策定したクマ対策基本方針を評価しつつ、「災害並みの異常事態として県独自の対策を強めるべきだ」と指摘しました。

 出没情報の発信強化、学校や保育園の通学通園の安全確保策を講じてほしいと提起。人の生活圏に出没したクマの積極的な捕獲、緊急猟銃体制の確立、ワナ増設を急ぐべきだと強調しました。県に被害対策支援センターを設置し、市町村が出没対応マニュアルの作成や訓練を実施できるようにしてほしいと述べました。

 達増知事は「県の基本方針に沿いながら申し入れを参考に対応していきたい。県民の命と安全を守る対策をしっかり強化していく」と答えました。