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- 2026.10.21
レーダー
ただの「イエスマン」たち?
道路予算カット発言などで、事実上更迭された簗和生氏の後任として、15日、農林水産相に起用された武部新氏の父親は、小泉純一郎政権で自民党幹事長や農水相を歴任した武部勤氏です。同日夜の日本系「news zero」は、武部勤氏が、自分のことを「小泉総理大臣にとって偉大なるイエスマン。単なるイエスマンではない」と得意げに発言している映像を流しました。
郵政民営化など小泉政権の悪政推進を支えたことを「偉大なるイエスマン」と誇ることはさておき、今の高市早苗政権も「イエスマン」だらけではないのか。
たとえば、2年間だけ飲食料品の消費税を減税する政府の「消費税・支援金法案」です。食料品の消費税減税と新たな給付措置には、2年間で約10兆円の財源が必要とされているのに、自民党内では、一部に財源の不透明さを指摘する声もあったものの、「私の悲願」という高市首相の前に法案提出を容認しました。
18日のNHK「日曜討論」で、日本共産党の小池晃書記局長が「『支援金』の対象や規模が全く示されていない。どうやって議論するのか」とただすと、自民党の萩生田光一幹事長代行は、「法律の中身、制度が分かりづらい点は否定できない」。同日のBS11「報道特別番組 高市政権1年」にも出演し、ここでも「私が野党だったら、“この法律、よくわからない”と言うと思う」。これが政権与党幹部の発言なのか。
19日の参院予算委員会で、日本共産党の山添拓議員が、「2年後の物価高の状況もわからないのに、根拠もなく減税を2年間に限定するいいかげんな政策だ」と批判すると、高市首相は「具体策は予算編成プロセスで明らかにするのが正道だ」としどろもどろ。「ご心配にはおよびません」といいながら、いまだに財源をどう確保するかは明言できていません。
同日夜の朝日系「報道ステーション」は、このやりとりも紹介。大越健介キャスターは、「消費税を引き下げるのであれば、引き下げ分の財源をどう工面するのかを明らかにすることは必要。それが、高市政権の最低限の政治責任だ」と強調しました。
BS11の番組で、「来年の自民党総裁選で首相を応援するか」と聞かれた萩生田氏。「ご本人がチャレンジするというなら支えます」。裏金議員を登用してくれた首相に「イエスマン」は納得です。
(藤沢忠明)

