北朝鮮による新型弾道ミサイル発射に抗議する

2022年3月24日　日本共産党幹部会委員長　志位和夫

　一、北朝鮮は24日、新型の大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）級と見られる弾道ミサイルを発射し、日本の排他的経済水域に着弾した。これは、弾道ミサイル関連のあらゆる活動を禁じた国連安保理決議違反であり、わが党は厳しく非難し、抗議する。

　一、ウクライナ侵略でプーチン・ロシア大統領の核兵器先制使用の恫喝（どうかつ）に世界中から厳しい抗議の声が上がっている。核実験とＩＣＢＭ試射は停止するとの約束を一方的に破る今回の発射は、核兵器廃絶を求める世界の世論に挑戦するものとして、決して許されるものではない。

　一、北朝鮮は核開発と関連活動をただちに停止し、放棄すべきである。国際社会は、６月におこなわれる核兵器禁止条約第１回締約国会議に向けて結束し、核兵器廃絶を強く働きかけるべきである。