合意の厳格な実施、包括的和平の実現を――ガザ停戦合意の発表について
2025年10月9日 日本共産党中央委員会議長 志位和夫
一、イスラエルとガザのイスラム組織ハマスによる停戦合意が発表されたことは、長く続いた惨劇を終わらせるための重要な一歩となりうるものであり、歓迎すべき前進である。合意の具体的な内容はまだ明らかにされていないが、双方が、今回の合意を厳格に実施し、ガザでの戦闘の終結、イスラエル軍の撤退、すべての人質の解放、人道支援の開始を行なうことを強く求める。
一、今回の合意を、一時的な停戦におわらせず、恒久的で包括的な和平の実現につなげ、パレスチナの自決権を含む二国家解決にすすむことが強く求められている。そのためには国連と国際社会の関与が不可欠である。
一、何よりも急がれるのは、ガザへの大規模な人道支援を直ちに再開することである。イスラエルは、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)をはじめ国際的な人道支援活動への妨害を直ちにやめるべきである。



