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2025参議院選挙 各分野の政策

72、憲法

憲法――憲法と日本の未来がかかった選挙

2025年6月

今回の参院選は、昨年の総選挙にひきつづき、憲法と日本の未来がかかった重要な選挙となります

 日本共産党の田村智子・委員長は、憲法施行78周年記念日の2025年5月3日、現在の憲法をめぐる問題と現状、課題について、以下の談話を発表しました。

 ➡「憲法施行78周年にあたって – 日本共産党幹部会委員長 田村智子」(2025年5月3日)
(https://www.jcp.or.jp/web_policy/10862.html)

 このなかで田村委員長は、第2次安倍政権以来の安保法制(戦争法)強行や敵基地攻撃能力の保有など憲法9条破壊と軍事一辺倒の政治を告発。平和も暮らしも脅かす戦争国家づくりを止めるために、「憲法壊すな、憲法守れ」の国民的な共同を広げることを呼びかけています。

 同時に、昨年発足した石破政権が、米国の第2次トランプ政権の要求と圧力におうじて、軍事費をGDP(国内総生産)比3%以上に増額しようとしていることなど、「日米同盟絶対」の姿で戦争国家への暴走を続けていこうとしていることを批判しています。これは、日本国憲法を破壊して「戦争する国づくり」へと進む道であり、トランプ大統領の米国とともに世界から孤立する道とならざるをえません。

 国会ではひきつづき憲法審査会が開催され、自民党や日本維新の会、国民民主党は、この審査会で緊急時における国会議員の任期延長問題など、改憲の一里塚である改憲原案をまとめようとしています。とりわけ、自民党は、ひきつづき9条への自衛隊明記の改憲案を主張するなど、ひきつづき明文改憲への意欲をみなぎらせています。

 衆院では2024年総選挙で、改憲派政党――自民党、公明党、日本維新の会、国民民主党、参政党、日本保守党の獲得議席は287議席となり、改憲発議に必要な定数(総議員数の3分の2の310議席)を下回りました。

 一方、参院選では、改憲派政党の議席は、会派の所属しない議員を含めて181議席で、改憲に必要な議員数(166議席)を上回っています。(2025年6月8日現在)

 今度の参院選で、改憲を主張する政党の伸張を許さず、日本共産党が前進することは、衆院につづき参院でも明文改憲を許さないたしかな基盤を築くことになります。