衆院大阪12区補欠選挙
1000人の市民ボランティアとともに開いた新たな共同

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衆議院大阪12区補欠選挙には、共産党の衆議院議員だった宮本たけしさんが無所属で立候補。消費税増税の中止、大学の学費無償化、辺野古基地建設反対などをマニフェストにかかげ、市民と野党の共同を呼びかけました。
 自公と維新、2017年総選挙で野党共闘を分断した候補が立候補をしたなかで、市民と野党が力を合わせて応援できる宮本さんの決断に、多くの方々が応援に駆けつけました。「宮本さんに背中を押された。民主主義を守り、新しい政治をつくりたい」と、北は北海道、南は鹿児島までのべ1000人を超えるボランティアが駆けつけました。各野党からも立憲民主党の枝野代表、国民民主党の玉木代表、共産党の志位委員長、自由党の小沢代表、社民党の服部府連会長をはじめ49人の現・元議員が応援に駆け付けました。

 選挙事務所の設営には当初からボランティアが参加し、JOIN US!の巨大タペストリーを掲げ、党派を問わず、だれでも気軽に入れる事務所作りをしました。
miyamoto3.jpg 「事務所に行くのはこわかったけど、一票を投じるだけでなく、主権者としての権利を行使したい」と参加した女性は、毎日ボランティアに来てくれ、「結果は残念だったけど、これからも私にできることから参加したい」と話していました。0歳児を抱っこしながらスタンディングする地元の女性もいました。駅頭やSNSでボランティアが参加している姿に励まされてきた近所に住む女性は、「選挙活動ははじめてだったけど、がっつり参加できて楽しかった」と話していました。

 市民、ボランティアは、「大阪やったるで祭り」と題して、街頭演説を連日企画・運営。国会議員の弁士と一緒に市民が訴えました。積極的に宮本さんの政策を語り、無党派の方々に届く訴えや宣伝も工夫しました。そのなかで、学費無償化の演説を聞いた学生が「学費のためにバイトづけの学生もたくさんいる。宮本さんの演説をみんなに聞いてほしい。ぜひ大学の近くに来てほしい」と話してくれました。この声にこたえようと、選挙区内4つの大学で5日連続の街頭演説も行いました。
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  昼は参加できないという声には、夜8時からおかえりなさい宣伝を実施。毎晩、10人以上の方が仕事帰りに駆けつけてくれ、投票日前日は23人のボランティアが夜10時まで訴えました。選挙事務所には、「見返りは民主主義」と書かれた立憲パートナーズの方から送られた横断幕も掲げられました。

 力及びませんでしたが、安倍政権反対にとどまらず、国民が希望を持てる新しい政治の実現を訴え、そのために、市民と野党が垣根を越えて共同したことは、来る参院選・総選挙に向けた大きな財産となりました。