2011年9月22日(木)「しんぶん赤旗」

台風15号で被害

兵庫・淡路 共産党、要望聞き対応


 台風15号による水害で大きな被害となった兵庫県淡路市で21日、日本共産党の佐藤裕子市議が被災者から被害の実態と要望を聞き、激励しました。

 同市では、20日の集中的な雨で川やため池が氾濫して洪水が起き、床上浸水が70棟、床下浸水が190棟(21日現在)となりました。

 被害の大きい志筑(しづき)地域では、泥と悪臭が残るなか住民が必死に片づけをしていました。男性(84)は、家具や衣類すべてが泥だらけになった家で「胸まで水がきて山に逃げたが、山からもどんどん水が流れてきた。山をさまよって2時間後に助けられた。こんなことは初めてや」といいます。「全部水浸し。わし1人では片づけもできへん」と語りました。

 使えなくなった家財道具を外に出していた女性(71)は「7年前の台風でも漬かったけど、今回の方がひどい。電化製品は全部ダメです。生活の見通しがありません。避難所に泊まれるのでしょうか」と心配そうに語りました。

 佐藤市議は、自宅が住める状態にない住民の不安にこたえて、すぐに市に連絡して避難所で引き続き宿泊できることや食事の提供を約束させました。また、自力で避難所まで行けない年配の女性を車で送るなど、被災者の支援に奮闘しました。(兵庫県・喜田光洋)





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