2011年5月18日(水)「しんぶん赤旗」
艦載機訓練移転に反対
馬毛島守れ 県へ共産党申し入れ
鹿児島
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日本共産党鹿児島県委員会とまつざき真琴県議は17日、米空母艦載機部隊の発着訓練(FCLP)を西之表市沖の馬毛(まげ)島で行う案が再浮上した問題で、伊藤祐一郎知事に地元自治体と共同し、反対の意思を政府に表明するよう申し入れました。
まつざき氏は、「この問題は在日米軍再編にともなう米空母艦載機の戦争訓練の移転であり、絶対に認められない」と指摘、農漁業や観光への影響は甚大であり、16日も地元1市3町の首長・議長が一堂に会し、全員一致で断固反対を決定しているとして「知事が県民の生命・財産、平和を守る立場で反対表明を」と求めました。
応対した秋元幸壽県企画部次長は「申し入れの内容は知事に伝えます」と答えました。
米軍機訓練移転案が浮上したことについて「馬毛島に米軍基地を許さない住民の会」の和田実会長(80)は「戦争のための出撃訓練であり絶対に受け入れることはできない。米軍による事故、事件、環境破壊と観光への打撃など計り知れない。島をあげた反対運動を発展させたい」と話しています。
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