2011年4月11日(月)「しんぶん赤旗」
協力・共同さらに広く
被災者支援に全力 障全協が総会
障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会(障全協)は10日、東京都内で第45回総会を開きました。▽日本障害者協議会・日本障害フォーラムへ結集し、被災者支援に全力をあげる▽障害者総合福祉法制定へ具体的な要望を集める「わたしのねがい運動」(仮称)をすすめる等の方針が決定されました。
白沢仁事務局長は、障がい者制度改革推進会議・総合福祉部会等を無視した国の障害者制度改革の動きを許さず、障害・団体の違いを超えた協力・共同をさらに広げることを強調しました。
大阪障害者センターの雨田信幸事務局次長は、壊滅的被害を受けた岩手県沿岸部の施設・作業所、避難所を訪ねた模様を報告しました。
阪神・淡路大震災を経験した兵庫障害者連絡協議会や京都代表が、募金行動の報告をしました。計画停電でエレベーターが停止し食料品が不足するなど、日常生活に大きな影響が出たことや、避難所での障害者への情報伝達のあり方について発言があり、行政の災害対策を改善することを話し合いました。
会長=吉本哲夫、事務局長=白沢仁(いずれも再任)などの役員を選出しました。
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