2011年3月5日(土)「しんぶん赤旗」

東京からみんなの幸せを

小池氏に期待

文化・知識人6氏の思い


 東京都知事選で都政の転換を願い、小池あきら予定候補(革新都政をつくる会)に期待するアピールを発表した文化・知識人ら各界の19氏。3日、都庁内で会見した6氏は幅広い賛同を訴えるとともに、自らの思いを語りました。

 大原穣子氏(方言指導)は、自身が大阪弁を指導した演劇のなかでのセリフ「明日はきっとええ日になる」に思いを重ね、「小池さんが知事になれば都民のくらしと福祉を第一に考えて、憲法を守る立場でがんばってくださるでしょう。東京からみなさんに幸せを」と述べました。

福祉光あて 閉塞破って

 小森香子氏(詩人)は、子育て真っ最中だった美濃部革新都政の時代に現在も原水爆禁止運動で歌い継がれている「青い空は青いままで 子どもらに伝えたい」(「青い空は」)の歌詞を書いたと紹介。「いまの石原都政では子どもたち、孫たちに申し訳ないと思う。小池さんに知事になってもらい、子どもたちの健康や、お年寄りの福祉に大きな光をあててもらいたい」と話しました。

 品川正治氏(経済同友会終身幹事)は「いまの日本の政治、経済、社会の閉塞(へいそく)状態をここで打ち破ってほしい」と語りました。チュニジア、エジプトなど激動する世界情勢に話を進め、会見場の記者らに向かって「みなさんも自公がダメなら民主、民主がダメなら第3党と、こんな形で政治が運ばれていいとは思わないでしょう」と問いかけ、「小池さんには、たたかってほしい。それが応援する最も強い念願です」と結びました。

弱者の視点 石原都政ノー いのち大切に

 富山和子氏(評論家・立正大学名誉教授)は都市問題を研究してきた立場から「いちばん弱い人たちに視点をすえるという姿勢を持っているのは小池さんしかいない」「環境と福祉の最大の敵は戦争。憲法を守れる人も小池さんしかいない」と期待を寄せる理由を二つあげ、「小池さんが知事になれば日本中の自治体、お年寄りも若い人も元気になる。間違いありません」と話しました。

 四位直毅氏(弁護士)は、「何が贅沢(ぜいたく)かといえば、まず福祉」という石原慎太郎知事の言葉を引用しながら、12年間にすすめられた福祉切り捨てを批判。この間、国民は2009年衆院選で自公政権に、10年参院選で民主党政権にノーを突きつけてきたと振り返り、「今度は石原都政ノーで、福祉を大事にする小池知事に」と訴えました。

 本間愼氏(東京農工大学名誉教授・フェリス女学院大学前学長)は「小池さんの話は胸がスカッとする。本質を突き、理路整然としている。お医者さんであり、いのちを大切にするヒューマニストで、私はほれこんでいる」と評価。福祉を大事にする政治を実現する際に、その行政を担う政治的手腕があるのは小池氏しかいないと強調しました。





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