2011年2月27日(日)「しんぶん赤旗」

住民の願い通る議会に

福島・いわき 市田書記局長が訴え


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(写真)市田忠義書記局長の演説を聞く人たち=26日、福島県いわき市

 福島県いわき市で26日、日本共産党の市田忠義書記局長を迎え、演説会が開かれました。党・後援会はバス18台を走らすなど、多くの聴衆がつめかけました。渡辺敬夫いわき市長がメッセージを寄せました。

 県議選の宮川えみ子(現)、はせべあつし(元)の2予定候補、広野町議選の畑中ひろこ予定候補(現)が、いっせい地方選をたたかい抜く決意を表明しました。

 市田氏は、民主党政権の行き詰まりについて、暮らし、社会保障などの問題点を解明しました。政府が推進している環太平洋連携協定(TPP)の参加問題について「TPPは、一切の例外を認めず関税をゼロにするもの。参加すれば、食料自給率は40%から13%に低下。福島県の農業産出額2505億円のうち1200億円が失われるといわれている」と指摘。「アジアの活力を日本が取り込むというが、アメリカがアジアの権益を奪い取るのが本当の目的だ」と訴えました。

 福島県政について市田氏は、国保税が払えず保険証をもらえない世帯が増加しているにもかかわらず、県は独自支援に1円も出していないと指摘しました。一方で、小名浜人工島建設に総額730億円かけるなど、不要不急の大型公共事業に湯水のように税金が注がれていると批判。その上で「福島県政に足りないのは、お金ではなく県民を思いやる心です」と強調しました。

 また、東電福島第1原発3号機の危険なプルサーマルの営業運転について、日本共産党以外のオール与党は県知事に判断を預けたことを例に挙げ「こんな県議がいくらいても、県民の願いは絶対に県政に届かない。日本共産党の候補者全員当選で、県政をチェックし県民の願いが通る県議会にしようではありませんか」と力を込めると共感の大きな拍手が起きました。





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