2011年1月15日(土)「しんぶん赤旗」
住宅リフォーム助成へ 神奈川・相模原
政令市で初 共産党の提案実る
神奈川県相模原市は、18日開会の市議会臨時会に、補修、設備改善工事に要した経費の一部を助成する「住宅リフォーム助成事業」を盛り込んだ補正予算案を提出します。同制度の実施は、政令指定都市では初めて。日本共産党市議団の提案が実ったものです。
同事業は、市内施工業者が行う費用が10万円以上の改修工事で、1件あたり一律5万円を助成。▽市民が市内に所有し住む住宅▽マンションの個人専用部分▽店舗等併用住宅は個人住宅部分―が対象です。補正予算額は3千万円(11年度分)となり、4月当初からスタートし、11、12年度の2年間実施します。
日本共産党市議団(藤井かつひこ団長、4人)は、同制度を実施している岩手県宮古市を視察し、関連団体、受注業者と懇談。市議会では、制度の早期実施を繰り返し要求してきました。
昨年11月の市議会では、菅野通子市議の質問に対し、加山俊夫市長が「11年度の実施に向けて準備を進めている」「10年度の補正予算での対応も視野に入れて検討していきたい」と答弁していました。
藤井団長は、「中小業者の仕事おこしや地域経済の力になる、より良い制度となるよう市議会で奮闘していきたい」と話しています。
■関連キーワード