2010年12月14日(火)「しんぶん赤旗」

茨城県議選 水戸で大内さん当選

山中さん(つくば)及ばず 改選時比1減

民主は「惨敗」


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(写真)大内くみ子氏

 茨城県議選(定数65)が12日投開票され、日本共産党は水戸市区(定数7)で現職の大内くみ子氏が1万2081票を獲得し5位で当選しました。改選前2議席から1議席になりました。

 つくば市区(定数4)の現職、山中たい子氏は9003票を獲得しましたが、議席を守れませんでした。取手市区(定数3)の高木あきら氏は1273票差と健闘し、筑西市区(定数3)の鈴木さとし氏は476票差まで迫り、いずれも次点でした。日立市(定数5)の小林まみ子氏は及びませんでした。

 選挙戦は各党がそろって党幹部を投入する大激戦でした。「自民王国で民主がどれだけ伸ばせるかが争点」など共産党を蚊帳の外に置いた報道が繰り返されるなか、共産党は開発優先の県政を変えて県民生活を守るために全国8位の財政力を生かそうと訴えました。また、国政でも独自のビラを作製し、党の値打ちを訴えました。立候補した5選挙区すべてで今夏の参院比例の2倍以上の得票率を得ました。

 大内氏は13日朝、水戸駅北口で結果を報告し、「暮らし応援の県政にと訴えたが、これは多くのみなさんの願い。実現のためこれからもしっかり働きたい」と語りました。

 民主は公認・推薦24人を立てて大幅増を狙いましたが改選前6議席の維持にとどまり、現職2人などが落選しました。自民は公認・推薦39人が当選し無所属の当選者が会派に入ることで改選前の勢力45を維持すると見られるものの、政党(公認)別得票率を12ポイント減らし現職3人を落としました。メディアは「民主現有6止まり 惨敗」「第1党自民 6減」(「毎日」号外)と二大政党への厳しい批判が示されたことを報じました。公明は4議席、みんなの党は2議席、無所属は19議席(うち自民推薦6人)でした。





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