2010年9月23日(木)「しんぶん赤旗」
円高対策 岡山県が融資
5000万円まで 中小企業へ緊急に
共産党も要望
岡山県は22日、長引く円高で影響を受ける中小業者の資金繰りを支援する、円高対策緊急融資を創設することを明らかにしました。
融資限度額は5千万円で、利率は1・85%または2%、融資期間は10年以内、うち据え置きは2年以内です。
融資要件は、輸出取引、または輸出関連企業と取引をしている業者で、その取引の平均売上高が前年に比べて減少している場合です。
10月1日から実施され、来年3月末までです。
県はまた、円高の影響を受ける中小業者からの経営、金融、下請け取引などの相談に応じる総合相談窓口を27日に開設します。
日本共産党の森脇久紀県議は14日の質問で、「円高で打撃が予想される中小企業に、固定費の補助や融資の返済期間の繰り延べ、金利引き下げなどの支援が必要」と求め、知事は「新たな支援策の必要性について検討したい」と答えていました。
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