2010年9月21日(火)「しんぶん赤旗」

失敗恐れず工夫・挑戦

業者青年 商売や運動語る

全国交流会


 長野市内で開かれていた第11回全国業者青年交流会2010(全国商工団体連合会青年部協議会=全青協主催)は20日、「地域からの挑戦! 私の誇り 商売・青年部」と題したシンポジウムと九つの分科会を開きました。業者青年の商売と運動について討論、交流を深め、閉会しました。

 シンポジウムは岡田知弘京都大学教授がコーディネーターをつとめました。パネリストは後藤孝雄大阪吹田民商青年部長、広瀬光彦大阪生野民商青年部長、有坂ちひろ長野県青協議長、小林秀一全青協議長。中小業者をめぐる厳しい環境のなかで、挑戦し打開をめざす努力を交流しました。

 畳の製造・販売している後藤さんが、地域で信頼を得られることがカギだとしました。店先に畳を小さく切ったミニ畳、安心して注文ができるように価格表を置いていると報告しました。宣伝としてはバスの車内放送、オリジナルTシャツの作製などさまざまなアイデア・努力を語り、「失敗は恐れない。失敗の数だけ修正できるから」と考え工夫しているとのべました。

 豆腐の製造・販売している小林さんは、豆腐店は店の減少が続いているなかで、地域に信頼される商売を続けることが大切だ、と考えていると語りました。そのため「安全・安心」の商品に心がけ、材料の大豆は国産のものを使っていると報告。また地域の小学生の職場訪問を受け入れたりして地域との結びつきを強めている、とのべました。

 シンポでは民主商工会の青年部活動についても交流しました。

 「税金・税制」「金融・資金繰り」「恋愛・結婚・家庭」などのテーマで分科会が開かれ参加者が熱心に意見を交わしました。





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