2010年4月28日(水)「しんぶん赤旗」
中小「単価たたき」直面
価格下落 3割が「顧客・発注元の要求」
中小企業白書
中小企業の主力製品の単価が低下し続け、経営難が続いています。27日に発表された「中小企業白書」は、中小企業基盤整備機構と全国中小企業団体中央会が昨年12月に行った調査を掲載。主力製品などの価格下落の理由として「顧客や発注元からの要求を受け入れた」と回答した企業は全産業では29・9%でした。
業種別では、特に製造業とサービス業で比率が高くなっており、それぞれ55・6%、43・9%となっています。下請け中小企業に対する親企業からの激しい「単価たたき」の一端が明らかになった形です。
「白書」は、「中小企業が値下げ要求や価格競争に直面していることがうかがわれる」と指摘しています。
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