2010年2月20日(土)「しんぶん赤旗」

「工場家賃補助 ぜひ」

東京・大田 志位質問パンフに反響


 日本共産党の加藤清次職場対策委員会事務局長と国民運動委員会の部員は19日、中小企業への支援策などを求めた志位和夫委員長の衆議院予算委員会の質問を収録したパンフレットをもって東京都大田区の町工場を訪ね懇談しました。地元の金子悦子、清水菊美区議が同行しました。パンフ完成後初めての普及の行動です。

 大田区の町工場は経済危機のもと仕事が激減し、倒産・廃業の危機に直面しています。かつて地域に響きわたっていた機械の音が「小さくなった」と経営者は口々に語ります。

 加藤氏らが「労働者や中小企業『使い捨て』のうえに大企業が強大な内部留保をため込む。こういうやり方を改め、際限のない単価切り下げをやめさせ大企業と中小零細企業との公正なルールをつくるべきだ、と質問しました」と説明しました。

 仕事の手を休めて応対した経営者は、「本当だね。今は大企業だけが潤っているという感じだね」とパンフをのぞきこみます。

 板金業40年という経営者は「貸工場で月の家賃が18万円。重い負担だ。質問で求めた家賃補助があれば助かる」と話しました。

 懇談ではパンフとともに、「しんぶん赤旗」日刊紙も話題になり、「中小企業の問題を真剣に取り上げている新聞だね」と2人の経営者が定期購読を約束しました。

 志位委員長の質問を収録したパンフレット『労働者・中小企業の「使い捨て」には未来ない―大企業は社会的責任を果たせ』はA5判32ページ。定価150円。近くの地区委員会事務所、議員などから購入できます。



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