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2009年11月29日(日)「しんぶん赤旗」

地域振興 知恵持ち寄る

「中小企業のまちサミット」開幕


 深刻な不況の中、「地域経済を守れ」と、草の根からの運動を交流する「中小企業のまち民間サミット」第7回集会が28日、大阪市内で始まり130人が参加しました。

 主催地を代表し、藤川隆弘・大阪商工団体連合会副会長が、「中小業者は自ら生きる糧を生みだす能力を本来持っている。が、今はそれさえ奪う経済だ。こういうときこそ、各地の知恵と成果をみんなで交流し、元気になろう」とあいさつしました。

 東京都大田区の蒲田民主商工会の中里俊男事務局長が、中小工業集積を守り、町工場家賃など固定費への補助の実現を求めるたたかいを報告しました。大田区への要請行動や国会内緊急集会、中央省庁交渉、危機突破緊急大会などを積み重ねる中で、経済産業省の担当者が「なんとかしなければならない」と回答し、区議会保守系会派も要望について話をよく聞くなどの変化を生みだしていると紹介。固定費補助の実現までたたかう決意を述べました。

 各地の参加者から、4月に成立した市産業振興条例に「中小企業の発展」を明記させた経験(吹田市)、公契約条例の制定運動(尼崎市)、外国人労働者の雇用確保の活動(浜松市)が報告されました。

 長尾淳三・前東大阪市長が「中小企業の『生き道』を拓(ひら)く」と題して特別報告を行いました。



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