2011年3月4日(金)「しんぶん赤旗」

都知事選 小池さんに期待します

各界の19氏 アピール

石原都政転換へ 賛同呼びかけ


 東京都知事選(3月24日告示、4月10日投票)で石原都政を変えたいと願う文化人、知識人ら各界の19人が3日、革新都政をつくる会の小池あきら予定候補=無所属・日本共産党推薦=に期待するアピールを発表し、賛同を呼びかけました。


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(写真)小池あきら氏

 都庁内の会見には呼びかけ人を代表して大原穣子(方言指導)、小森香子(詩人)、四位直毅(弁護士)、品川正治(経済同友会終身幹事)、富山和子(評論家・立正大学名誉教授)、本間愼(東京農工大学名誉教授・フェリス女学院大学前学長)の6氏が出席しました。

 本間氏は「日ごろから石原都政を変えたいと願っていました。文化人や知識人は組織をもたないが個人がつどって都政の転換を訴えたい。これから多くの人に賛同を呼びかけていく」と経過を紹介しました。

 品川氏は「いまの日本の閉塞(へいそく)状況を打ち破ってほしい。たたかってほしい。それが念願です」と語り、富山氏は「小池さんが知事になれば、日本中の自治体が元気になるのは間違いないと思います」と語りました。

 小森氏は革新都政時代の子育て経験を交えながら「いまの石原都政では子どもたち、孫たちに申し訳ない。小池さんに子どもの健康やお年寄りの福祉に光を当ててほしい」と話しました。

 アピールでは、小池氏について「都民の福祉とくらしを第一に考え、憲法を守る立場でがんばりぬいてくれる」と期待を表明しています。

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(写真)記者会見する、「小池あきらさんに期待します」賛同呼びかけ人の各氏。(左から)四位直毅、富山和子、本間愼、品川正治、小森香子、大原穣子の各氏=3日、東京都庁

呼びかけ人の各氏

 呼びかけ人は6氏のほか以下の人たちです。(50音順・敬称略)

 荒井信一(全国空襲被害者連絡協議会共同代表)、片平洌彦(薬害問題研究者)、柴田徳衛(東京経済大学名誉教授)、鈴木瑞穂(俳優)、津上忠(劇作・演出家)、中江要介(元駐中国大使)、古田足日(児童文学者)、降旗康男(映画監督)、堀尾輝久(東京大学名誉教授)、本田宏(医師)、松元ヒロ(コメディアン)、茂木俊彦(元東京都立大学総長)、米倉斉加年(俳優・演出家)。

19氏アピールの全文

 文化・知識人ら各界の19氏が3日発表した、小池あきら東京都知事予定候補に期待するアピール「小池あきらさんに期待します」の全文はつぎのとおりです。


 私たちは、石原都政を変えたいと願ってきました。

 そうした時に小池あきらさんが、「革新都政をつくる会」から無所属で、都知事選挙に出馬することを表明されました。

 小池あきらさんは、「なにがぜいたくかといえばまず福祉」という石原知事の福祉切りすてをやめさせ、「あたらしい福祉都市・東京」をつくろうと呼びかけています。

 小池あきらさんなら、都民の福祉とくらしを第一に考え、憲法を守る立場でがんばりぬいてくれるでしょう。国政、都政に通じ、歯切れのよい論戦と行動力で都政の転換に立ち向かってくれるでしょう。

 私たちは小池あきらさんに期待します。





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