2011年1月5日(水)「しんぶん赤旗」

大雪で漁船転覆、ハウス倒壊

党県議ら被災者見舞い

島根


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(写真)被災状況を確認する(左から)片寄、尾村の両氏=4日、松江市八束町入江

 12月31日から1日にかけ記録的な大雪に見舞われた島根県。日本共産党の尾村利成県議と片寄直行松江市議は4日、被災者を見舞いました。

 20隻の刺し網漁船が被害を受けた松江市八束町入江の港では転覆した漁船を漁師たちが重機を使って起こしていました。

 3隻の漁船が転覆した男性は「海水につかった電装品は入れ替えなければなりません。エンジンを新しくすると約100万円必要です。漁業再建にむけ何らかの助成を」と尾村県議らに要望を話しました。

 安来、雲南両市ではイチゴやブドウ、花などのビニールハウス100棟が倒壊しました。

 トルコキキョウのハウス3棟がつぶれた安来市下坂田町の農家の男性(59)は「ハウスの外で除雪中、つぶれました。6、7月には出荷の予定でした。東赤江地区は県内でも施設園芸の中心地。ハウスの撤去や新設に県や国は助成を考えてほしい」と話していました。

 島根県では121隻の小型漁船が転覆や沈没し、松江、安来、雲南の各市で農業施設の倒壊などの被害をもたらしました。松江市美保関、島根両町の7地区の孤立状態は3日までに解消しました。





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