2010年11月3日(水)「しんぶん赤旗」

橋下知事が暴言

“ちっちゃいころからギャンブルを”

大阪母連 撤回求める


 大阪湾ベイエリアへのカジノ誘致をかかげる橋下徹大阪府知事が、「ちっちゃいころからギャンブルを積み重ね、勝負師にならないと世界に勝てない」などと発言したことに対し、大阪母親大会連絡会(植田晃子委員長)は2日、府庁を訪れ、知事あてに発言の撤回を求める要請書を提出しました。

 橋下知事は10月28日に東京都内で開かれたギャンブリング・ゲーミング学会の総会に出席し、「ギャンブルを遠ざけてお坊ちゃまの国になっている。ちっちゃいころからギャンブルを積み重ね、勝負師にならないと世界に勝てない。猥雑(わいざつ)なものやエンターテインメントはすべて大阪が引き受ける」とカジノの合法化を訴えたとされます。

 また、外交問題にかかわって「政治判断もある種のギャンブル。先進国こそギャンブルが必要で、国民全員を勝負師にする必要がある」とも述べたとされます。

 同連絡会は、「府知事としての見識を疑わざるを得ない」「子どものころからギャンブルをとは言語道断」と抗議。これまでもカジノ誘致に関連し、「風俗街、ホテル街、全部引き受ける」と発言していることから、「カジノを誘致したり風俗街を引き受けることなどやってほしくない。大阪をどういう街にするかは府民が決めることだ」と批判しています。





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