日朝関係の打開めざして提言朝鮮総連結成50周年のあいさつで不破議長 北朝鮮側の問題点を率直に指摘
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の結成五十周年記念レセプションが5月24日、東京都内のホテルで開かれ、外国大使館関係者を含め約1000人が参加しました。 冒頭、朝鮮総連中央常任委員会の徐萬述議長は主催者を代表し、「平壌宣言は、半世紀以上にわたって両国を隔てていた重いとびらを開き、新時代の重要な道しるべとなった。解決すべき問題は残っているが、平壌宣言にしたがって、朝日関係の正常化の日は必ず訪れるものと確信している」と述べました。 レセプションでは、日本の五つの政党が来賓としてあいさつ。日本共産党を代表してあいさつした不破哲三議長は、五十周年のお祝いのあいさつとともに、こんにちの日朝関係の打開の方向について、北朝鮮側の問題点を率直に指摘、両国首脳が合意した「平壌宣言」にそって、拉致、核問題の懸案を解決するための六項目の提言をおこないました。(記事へ) |
北朝鮮に精査結果の真剣な検討を求める
市田書記局長が記者会見日本共産党の市田忠義書記局長は2004年12月24日、国会内で記者会見し、北朝鮮から示された情報・物証についての日本政府の精査結果について、「横田めぐみさんのものとされた『遺骨』が別人のものであったことに示されるように、安否不明の十人の拉致被害者にかんする北朝鮮の『白紙』からの『再調査』がまったく不誠実で、無責任なものであったことを改めて示すものだ」と指摘。「北朝鮮側がこの精査結果についての全資料を真剣に検討し、その上で、再調査のための必要な措置をとることを強く求める」とのべました。(記事へ)
拉致問題での北朝鮮外務省談話を批判道理なく政府間交渉で許されない態度
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日本共産党の志位和夫委員長は2004年12月15日、国会内で記者会見し、拉致問題での日朝交渉にかんする北朝鮮外務省スポークスマンの14日付の談話にたいし、次の談話を発表しました。
北朝鮮側が、「白紙からの再調査」を約束したにもかかわらず、ふたたび虚偽「資料」を外交交渉にもちだし、その「資料」提供に特殊機関が深くかかわっていることが明白になった−−この新しい重大な局面のもとで、志位委員長は、交渉を抜本的に強めることを政府に申し入れるとともに、「今後の交渉の推移と、北朝鮮の態度いかんによっては、交渉による解決を成功させるために、経済制裁を取ることが必要になる場合があり得る」とのべました。
質問する緒方議員=14日、参院拉致問題特別委員会 |
北朝鮮が提供した拉致被害者・横田めぐみさんの「遺骨」が別人のものであったことを受け、参院拉致特別委員会が12月14日開かれ、日本共産党の緒方靖夫議員が質問に立ちました。緒方氏は、拉致問題の真相解明で北朝鮮の「特殊機関」が障害となっていることをあげ、「小泉首相再訪朝(5月22日)のさいの金正日氏(国防委員長)の『安否不明者の再調査を白紙に戻して徹底的に行う』という約束が果たされていないのではないか」とただしました。(記事へ)
参院拉致特別委員会は2004年12月14日、日本共産党を含む全会派共同提案の「北朝鮮による日本人拉致問題の解決促進に関する決議」を全会一致で可決しました。
決議は、「北朝鮮の不誠実な対応は、我が国の尊厳を著しく損なうとともに、拉致被害者の心情を弄(もてあそ)ぶものであり、強い憤りを禁じ得ない」としたうえ、政府に「北朝鮮との間で、粘り強く協議を進める」ことを求め、北朝鮮にたいする効果的な制裁措置の発動を検討することなどを盛り込んでいます。(記事へ)
衆院拉致特別委員会は2004年12月10日、北朝鮮による日本人拉致問題に関する自民、公明、民主提案の決議を採択しました。
日本共産党の赤嶺政賢議員は、同決議に、いまなにより求められる日朝交渉の強化の方向が盛り込まれていないとして、採決のさいに退席し、棄権しました。(記事へ)
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北朝鮮が拉致被害者・横田めぐみさんの「遺骨」として提出した骨が別人のものだった事態を受けて2004年12月10日、衆院拉致問題特別委員会が開かれました。日本共産党の赤嶺政賢議員は、拉致問題の解決のために、責任を負える立場の人物を交渉の場に立たせるよう北朝鮮政府に求めるべきだとした日本共産党の9日の党首会談での提起を示し、政府の対応をただしました。(記事へ)
野党党首と小泉純一郎首相(右から2人目)との会談。右から、志位和夫委員長、ひとりおいて岡田克也民主党代表、福島瑞穂社民党党首、市田忠義書記局長=9日、首相官邸 |
自衛隊のイラク派兵延長問題で小泉純一郎首相と日本共産党、民主党、社民党の野党三党党首との会談が2004年12月9日午後、首相官邸で開かれました。日本共産党から志位和夫委員長が出席、市田忠義書記局長が同席しました。会談の冒頭、北朝鮮の拉致問題が議題となり、志位氏は申し入れ書を手渡し、北朝鮮の無責任で不誠実な態度に厳しい抗議の意思を表明。北朝鮮側から提供された「資料」に多くの虚偽があいついだ事実を示し、「北朝鮮側の交渉担当者に当事者能力があるのか、きわめて疑わしい」として、日本政府として北朝鮮側に、「拉致問題に十分な責任を負える人物が交渉の場につく」ことなどを要求するよう、提起しました。(記事へ)
責任負える当事者を交渉の場に北朝鮮の無責任、不誠実な態度にきびしく抗議志位委員長が首相に提起(2004年12月9日) |
▼「しんぶん赤旗」号外
日本の鑑定結果を「でっちあげ」と非難
北朝鮮の態度はまったく道理がありません
「しんぶん赤旗」2004年12月号外
●PDF(1面モノクロ)
拉致問題 日朝協議
北朝鮮の無責任、不誠実な態度にきびしく抗議し、打開策を政府に提起
拉致問題での日朝間協議についての申し入れ
「しんぶん赤旗」2004年12月号外
●PDF(1面モノクロ)
▼北朝鮮問題
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