2007年1月14日(日)「しんぶん赤旗」
葛飾ビラ配布弾圧事件
控訴棄却を
東京高裁に支援者要請
東京都葛飾区のマンションに日本共産党のビラを配布したとして住居侵入罪に問われ、東京地裁が無罪判決を出した葛飾ビラ配布弾圧事件で、被告となった僧侶の荒川庸生さんを支援する「ビラ配布の自由を守る会」は十二日、控訴棄却を求めて東京高裁に対して要請行動を行いました。
昨年十二月に行われた「弾圧事件から二周年 控訴審勝利をめざす12・23決起集会」であげた決議文などを提出し、「荒川さんをこれ以上『被告人』席に座らせ、人権を侵害しないでほしい」「公正な審理を行い、東京地裁無罪判決を支持し、控訴棄却判決をしてほしい」と求めました。
日本共産党の野島英夫、中江秀夫両葛飾区議、渡辺キヨ子前区議、世話人の吉野五郎・葛飾社会保障推進協議会事務局長、玉川寛治・日本国民救援会東京都本部会長ら十四人が参加しました。「地方自治を守っていく上で、ビラの役割は非常に大きい」「暮らしに役立つ情報を本人ではなく管理組合や管理会社が制限しようというのはもってのほか」「一枚のビラが命を救うこともある。ビラ配布を犯罪にしないで」などと発言。公正で慎重な裁判を行い、正義を貫いてほしいと訴えました。