2007年1月3日(水)「しんぶん赤旗」

各地で新春宣伝

２大選挙の年「共産党躍進で希望ある未来を」

（写真）西新井大師の初詣で客に訴える（左３人目から）笠井、田村、吉田の各氏ら＝１日、東京・足立区

　いっせい地方選、参院選の二大選挙の年が明けた一日未明から、日本共産党は参院比例代表候補、同選挙区候補、地方選候補を先頭に全国各地で初詣での人々らに、「日本共産党の躍進で希望ある未来を」と訴え、新春宣伝を繰り広げました。

　「新しい政治を日本共産党とご一緒につくりましょう」。一日、名古屋市内で井上さとし参院議員らの訴えを聞いた公務員の男性は「共産党が悪政のブレーキに」と期待を寄せました。

　紙智子参院議員は、一日札幌市内で、二日は仙台市内でそれぞれ宣伝。札幌市の白石神社前では、暮らしを守る政治の「正念場の年」になるとの、紙議員らの訴えに立ち止まって聞き入る人の姿もありました。

　一日、川崎市内で谷川智行参院比例予定候補の訴えを聞いた高校生は「若い人だから私たちの気持ちをわかってくれる」と期待を語り、ビラを受け取ったお年寄りが「消費税増税をとめてほしい」と話していました。

　春名なおあき参院比例予定候補は同日、高知県内で訴え。教育基本法改悪反対の運動などで広がった共同の力で庶民増税を阻止し、暮らしと平和を守る政治をすすめる決意を語りました。

　山下よしき参院比例予定候補は同日、初詣での参拝客らにあいさつを交わし、「九条を守るために日本共産党をぐーんと伸ばして」と呼びかけました。

　田村智子参院東京選挙区予定候補は日本共産党推薦の吉田万三都知事予定候補らとともに足立区の西新井大師門前で訴え。あやべ澄子（埼玉）、はたの君枝（神奈川）、八田ひろ子（愛知）、成宮まり子（京都）、宮本たけし（大阪）、堀内照文（兵庫）の各参院選挙区予定候補も、自民党政治を変え、暮らしを守る決意を語り、新年のあいさつをおくりました。

　日本共産党の山下よしき参院比例予定候補と宮本たけし参院大阪選挙区予定候補は一日、参拝客でにぎわう住吉大社前と大阪天満宮近くの地下鉄南森町駅前で、そろって新春のあいさつと、いっせい地方選・参院選での日本共産党への支援を訴えました。

　山下氏は、安倍内閣が五年以内に憲法を変えて海外で戦争ができる国にしようとしていることにふれ、「憲法九条を守るために頑張ります。反戦平和の党、日本共産党をうーんとのばしてください」と訴えました。

　宮本氏は「庶民には増税ばかり、大企業には減税、あべこべではないでしょうか」と訴えました。

　宣伝には、小林みえこ参院議員や住之江区、北区の府・市議予定候補が参加しました。

　日本共産党京都府委員会は一日、京都市東山区の八坂神社で恒例の年始の宣伝を行い、初詣での人たちに、いのちと暮らしを守る緊急の署名を呼びかけながら、いっせい地方選、参院選勝利への決意を述べました。

　宣伝では、穀田恵二衆院議員・国対委員長、成宮まり子参院京都選挙区予定候補、松尾孝府議団長、西山とき子前参院議員、渡辺和俊府委員長や京都府・市議、同予定候補、衆院予定候補らが、府労働者後援会の人たちと訴えました。

　成宮氏らは、格差と貧困の拡大や大きく動いている政治の流れを語りながら、「憲法と平和、暮らしを守るために日本共産党と力をあわせましょう」と訴えました。

　参詣者からは、「選挙ですね」「頑張りましょう」と激励が寄せられていました。

　日本共産党の堀内照文参院兵庫選挙区予定候補は一日早朝、初日の出をみにきた人たちでにぎわう神戸市須磨区の須磨寺公園高台で宣伝しました。

　自民党、民主党の神戸市議らも握手して回るなか、堀内氏は、森田たき子県議予定候補、山本じゅんじ神戸市議予定候補とともに、登ってくる人たちに「おめでとうございます」とあいさつし、握手しました。男性（６０）＝明石市＝は、「安倍内閣に最初期待したけど、足元から崩れてきた感じやな。共産党は正月早々がんばってますね。期待してるで」と話していました。

　日本共産党の塩川鉄也衆院議員とあやべ澄子参院埼玉選挙区予定候補は一日、埼玉県の川口、さいたま両市で新春宣伝しました。

　あやべ氏は「大企業には減税、庶民には増税の財界いいなりの政治では暮らしは守れない。平和と暮らしを守る願いを日本共産党に託して」とのべました。

　塩川議員は、「憲法改悪をねらい、財界直結の政治を進める自民・公明や民主党に審判を下すために、党を大きくしてほしい」とのべました。

　川口駅前で演説を聞いた女性（６９）は「昨年は教育基本法が変えられるなど政治の動きにすごく腹立たしい思いをしました。本当の野党といえる共産党を大きくしなければ」と話していました。

　日本共産党の春名なおあき参院比例予定候補は一日、村上信夫参院選挙区予定候補、笹岡優衆院比例四国ブロック予定候補らとともに高知県内で新春宣伝を行いました。

　日本共産党の紙智子参院議員、はたやま和也参院道選挙区予定候補は一日午前、二〇センチの雪が積もる札幌市内の神社前で､｢みなさんの声がまっすぐ通る国会、道議会、市議会をつくるため全力を尽くします」と訴えました。

　白石神社前では、かわべ竜二道議予定候補、伊藤りち子市議が、清田区の厚別神社前では吉岡ひろ子市議予定候補がともに訴え。「がんばって」と声援が飛びました。

　紙議員は今年が、夕張市の財政再建問題、改悪教育基本法の具体化を許さないたたかいで「政治が問われる正念場の年」であることを強調。いっせい地方選挙と参院選での勝利で「願いを実現する懸け橋・日本共産党を強く、大きくしてください」と呼びかけました。

　日本共産党の谷川智行参院比例予定候補、はたの君枝参院神奈川選挙区予定候補は一日、川崎市の京急川崎大師駅前で、松尾たまき県議予定候補、佐野よしあき市議、地元の党支部・後援会員と宣伝し、いっせい地方選挙と参院選で全力をあげる決意をのべました。大森猛元衆院議員も参加しました。

　宣伝に高齢の男性が、「消費税増税をとめてほしい」と語り、高校生も「谷川さんは若いから私たちの気持ちを分かってくれる」とのべました。

　小児科医師の谷川氏は、診療のなかで患者の命が大切にされていないことを痛感してきたとして、「暮らしを支える政治をつくるために全力で頑張る」と訴えました。はたの氏は、「憲法を守り生かすために、日本共産党を大きくのばして」と呼びかけました。

　日本共産党の井上さとし参院議員、八田ひろ子前参院議員、せこゆき子元衆院議員は一日、名古屋市の熱田神宮前などで新年の街頭宣伝をし、愛知県知事選(十八日告示､二月四日投票）の、あべ精六予定候補＝元愛労連議長＝とともに、初詣で客らに訴えました。熱田神宮前では、林のぶとし前愛知県議、一宮市の真清田神社前には、きしの知子前愛知県議ら、いっせい地方選をたたかう予定候補者も顔をそろえました。

　井上議員は、「佐田行革担当相の辞任などで、安倍内閣は国民の願いと全く逆方向に動いていることが浮き出てきた」と指摘し、「新しい政治をご一緒につくりましょう」と訴えました。

　日本共産党の笠井亮衆院議員、田村智子参院東京選挙区予定候補は一日、吉田万三都知事予定候補（革新無所属・日本共産党推薦）らとともに、東京都足立区の西新井大師門前で、庶民のくらしと平和を守る政治の実現へ力を合わせようと訴えました。渡辺康信都議と足立区議団も参加しました。

　田村氏は「これ以上、庶民のふところを痛みつけるなという怒りの声を上げよう」と訴え。吉田氏は、石原慎太郎都知事の豪華海外出張や都政私物化などを批判、「おかしな政治の流れを変え、明るい展望の持てる年にしよう」と語りました。

　演説を聞いた女性（６１）＝足立区＝は、「年金も減り介護保険も改悪され、これからどう暮らしていけばいいか。国民いじめの政治を変えるため、共産党が大きくなるよう、私も頑張る」と語っていました。