2006年12月28日(木)「しんぶん赤旗」

国民年金の加入年齢

引き上げ検討へ

厚労省


 厚生労働省は二十七日、国民年金の加入対象年齢の範囲などを見直す方針を社会保障審議会年金部会に示しました。

 国民年金には二十歳以上六十歳未満が加入し、保険料を払っています。しかし、学生の保険料未納率が高いこともあり、加入年齢の引き上げによって納付率の改善をはかる狙いもあります。また、定年の延長が広がるなかで、厚生年金の被保険者の対象年齢の見直しも課題として示しました。

 同時に、一定の収入のある人への給付抑制を視野に入れた「老齢年金の在職支給停止」なども検討するとしています。

 同部会であいさつした渡辺芳樹年金局長は「公平性の観点も求められるが、給付と負担の重点化のケースも出てくる」とのべました。

 年金部会では、政府が次期通常国会に法案提出を検討している「パート労働者への厚生年金適用」をめざし、ワーキンググループの設置を決めました。


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