2006年12月21日(木)「しんぶん赤旗」

サービス残業・雇い止め

あきらめないデ!

全労連が労働相談広告

福岡市営地下鉄


 サービス残業や雇い止め、派遣・請負の劣悪な労働条件が横行するなか、「あきらめないデ! こんなときすぐ 労働相談ホットライン」の車内広告が福岡で静かな反響をよんでいます。

 「あきらめないデ」広告は、福岡市営地下鉄の全車両(一車両に一枚)に十二月一日から張り出され、車内では見上げる若者の姿もあります。

 全労連が各地の地方労連と共同して全国主要都市でおこなっているものです。

 福岡県内では六―八日には、常設相談電話とは別に「ホットライン」をいっせいに設置。そのなかでも、「地下鉄の広告を見て」との相談が寄せられました。

 「会社倒産で賃金未払いが一カ月分」「労働条件が悪いので退職したら『賃金は一日千円しか払わない』と言われた」など深刻な内容が多く、県労連・地区労連が相談者といっしょに解決に当たっています。

 車内広告で掲載している電話番号がつながる福岡地区労連には六―八日の三日間だけで、二十八人の相談がありました。不安定雇用の増大を反映して、相談者の35%がパート・アルバイト・契約、臨時・嘱託、派遣・請負でした。正社員の相談も46%ありました。

 相談電話番号はフリーダイヤル0120(378)060(ミナハ ゼンローレン)です。県労連「労働相談センター」では「一人で悩まず、相談してほしい」とよびかけています。


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