2006年12月12日(火)「しんぶん赤旗」

イラク派兵延長

世界の流れに逆行

市田書記局長が会見


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(写真)記者会見する市田忠義書記局長=11日、国会内

 日本共産党の市田忠義書記局長は十一日、国会内で記者会見し、イラクへの自衛隊派兵問題について、「航空自衛隊がいまだにイラクに派兵されており、しかも安倍内閣は派兵期間の延長を決めた。世界の流れに逆行する異常な姿勢だ。ただちに撤退すべきだ」と批判しました。

 市田氏は、「内戦状態」といわれるほど深刻化したイラク情勢をめぐり、無法な占領支配をしいたアメリカ政府内部でも、複雑さをはらみながらも、これまでのイラク政策の見直しが検討されているとのべ、「そのときに、日本だけがイラクに航空自衛隊を派兵しつづけていることは、世界の流れにも逆行している」と批判。「日本は、『アメリカいいなり』ではあるが、そのアメリカ政府でさえ、さまざまな検討をせざるをえなくなっている。安倍内閣は、なんと情けない姿勢か」と批判しました。

悪政への怒りのあらわれ

茨城県議選結果

 市田忠義書記局長は十一日の記者会見で、茨城県議選の結果について、「候補者を立てた水戸、つくば、取手、日立の四選挙区とも前回得票、前回衆院比例得票よりも伸ばした。水戸とつくばで現有議席を確保し、健闘といえる結果だ。これらを確信にしながら、教訓を生かして、来年のいっせい地方選に全力を挙げたい」とのべました。

 市田氏は、「いまの国民の怒りは、国政、県政への怒りが重なった複合的な怒りだ」と指摘。国政での増税・負担増路線への審判、日本共産党を除く「オール与党」県政がすすめる悪政への審判が、自民党現職の落選などにもあらわれたとのべました。


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