2006年12月6日(水)「しんぶん赤旗」

青年雇用で政府交渉

穀田・成宮氏同席 京都の民青同盟


 京都の青年らが四日、青年の深刻な雇用労働問題の打開などを求め、日本共産党の成宮まり子・京都国政委員長らと政府に要請しました。日本民主青年同盟京都府委員会がよびかけたもので、穀田全委員長ら四人の青年と、京都府議候補、京都市議候補らが参加しました。

 厚生労働省への要請では穀田委員長が、千通を超える「青年雇用アンケート」に寄せられた青年の労働実態や、ハローワークとの懇談で明らかになった労働行政の実情を取り上げ、「アンケートに答えた七割の青年が違法な条件で働かされている」と指摘。企業に労働基準法を順守させる指導や青年に労働者の権利を知らせること、求人票の虚偽をなくすための対策強化などを求めました。

 成宮候補は、非正規雇用増加理由について厚労省が「経済産業構造の変化と価値観の多様化」を挙げたことを批判。「青年や現場の実態と厚労省の認識はかけ離れている」と述べ、「実態の把握と改善に全力をあげるべきだ」と求めました。

 文部科学省との交渉では、学生らが高学費に苦しむ学生や受験競争に巻き込まれている高校生の実態を語り、高学費の引き下げと奨学金制度の拡充などを要求。教育基本法の「改正」でなく現行の教基法を生かした教育の実施を求めました。

 日本共産党の穀田恵二衆院議員・国対委員長が厚労省との交渉に同席し、井上哲士参院議員が青年を激励しました。


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