2006年11月26日(日)「しんぶん赤旗」
北富士演習場
“米軍は訓練やめよ”
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山梨県・北富士演習場での、沖縄米海兵隊による県道104号越え実弾射撃移転訓練の開始が通告されていた二十五日、「米海兵隊は北富士に来るな現地集会」が同演習場に近い山中湖畔で開かれました。
「米軍は北富士に来るな山梨県連絡会」が開いたもので、五十人が参加。集会後、観光客でにぎわう湖畔の道路を「平和な富士を返せ!」などと書いたむしろ旗を先頭に、山中湖村役場までデモ行進しました。
集会では、石原秀文・安保破棄山梨県実行委員会事務局長(日本共産党県議)が、「歴代県知事の『北富士演習場の段階的縮小』の方針では永久に返ってこない。全面返還・平和利用こそ山梨県民共通の願いです」とあいさつ。地元の秋山晃一・同党富士吉田市議候補は、「この演習場で訓練した兵士がイラクで武器を撃っている。世界遺産への運動がされているが、軍事施設こそ取り除いてほしいというのが地元の願い」と訴えました。
自衛隊北富士駐屯地によると、開始が通告されていた二十五日は「米軍から『演習開始の連絡』は入っていない」とのことで、砲撃も確認されませんでした。