2006年11月26日(日)「しんぶん赤旗」

今週の国会

「防衛省」法案

与党、衆院通過狙う

参院 教基法審議続く


 国会は会期末まで三週間を切りました。焦点の教育基本法改悪法案は、参院で審議が続きます。衆院では、与党側が「防衛省」法案の月内通過を図る構えで、重要な局面となります。

 教育基本法改悪法案を審議している参院教育基本法特別委員会は、二十七日に質疑を行います。新たに判明した松山市でのタウンミーティングでの動員問題について、与党側は二十七日に政府に資料を提出させるとしています。集中審議の開催などについても、理事会で協議する見込みです。

 「防衛省」法案を審議している衆院安全保障委員会は二十七日に理事懇談会を開き、審議日程について協議します。与党側は早期の採決を目指しています。民主党は、条件付き賛成の方向で党内の意見集約を目指すとしており、鳩山由紀夫幹事長は「防衛庁の省昇格は基本的には当然の話だ」と述べています。日本共産党は、法案の重要性にふさわしく首相出席の審議や公聴会の開催など徹底審議を求めています。

 「地方分権改革」推進法案については、衆院総務委員会で二十八日に安倍晋三首相が出席して質疑が行われ、採決されます。同日の本会議で衆院を通過する見通しです。

 高金利引き下げのための貸金業規制法改正案の衆院審議が大詰めを迎えています。衆院財務金融委員会は二十八日に質疑を行います。民主党と日本共産党は、上限金利の引き下げ時期を公布後一年以内とすることなどを盛り込んだ修正案を提出しています。

 衆院法務委員会では、与党側が「共謀罪」法案の審議をするよう求めています。野党側は反対しています。

 参院は二十九日の本会議で、日本・フィリピン間の経済連携協定承認案、道州制特区推進法案について質疑を行います。


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