2006年11月19日(日)「しんぶん赤旗」

APEC支える学生ボランティア

ベトナム


写真

(写真)シャトルバス送迎のため待機中のハノイ大学英語科の女子学生たち=国家会議センター

 ベトナムの首都ハノイで開かれているアジア太平洋経済協力会議(APEC)は、各国代表団、報道関係、企業関係者などをあわせて一万人の「外国客」が来るベトナム史上最大の国際イベントです。その下支えをしているのは、首都で外国語を学んでいる大学生ボランティアです。

 ハノイ大学(旧外国語大)英語科三年のホアイさん(21)は、ホテルと会議場の間を移動する参加者の送迎係。シャトルバスを手配し、一日十五回程度乗り込みます。「いろいろな国の人と会って話せるから、英語のレベルもあがるし、いい経験になるわ」といいます。

 ほかにも食事や飲み物を提供する接待係、案内係など、約八百人の大学生ボランティアが世話をしています。おそろいの民族衣装アオザイが会議場内を行き交い、会議に彩りをあたえています。

 開催中の一週間、授業は休んでよく、ボランティアといいながら少しだけ「士気上げ」のための手当も出るとか。ただ語学のレベルチェックを通らないとボランティアになれません。

 ハノイ大学英語科の学生は、大量動員されています。英語科三年のハイン君(19)は「会議に携わることができて光栄です。英語は大丈夫」と自信満々。「大規模な会議に、外務省のスタッフが足りない」(ベトナム外務省職員)として動員された学生たちにとって、APECはかっこうの実践の場になっています。(ハノイ=井上歩、写真も)


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