2006年11月18日(土)「しんぶん赤旗」
違法リストラ中止を
IBM・NTT前で全労連
「IBM、NTTはリストラをやめろ」。全労連と東京地評は十七日、日本IBMやNTTなど東京都内にある三十の社前で、国鉄闘争やすべての争議の早期解決を求める総行動を終日、くり広げました。リストラや大企業の社会的責任を追及し、憲法と教育基本法を守ろうと訴えました。
中央区の日本IBM箱崎事業所前では、首都圏中心に約六百人がのぼりを手に集まり、「会社分割による人身売買をやめろ」と唱和しました。
全労連の小田川義和事務局長は「大企業のもうけのために、労働者や国民を痛めつける攻撃に断固たたかう」と表明。教基法の改悪阻止のたたかいと結び、「世論を結集し、横暴の限りを尽くす大企業の異常ぶりにストップをかけよう」と呼びかけました。
半日ストライキでたたかうJMIU(全日本金属情報機器労組)日本アイビーエム支部の門池二次雄委員長は「日本IBMは労働者の雇用を守れ」と訴えました。
千代田区のNTT純粋持株会社前。「NTTは人権と法律を守れ」と書いたゼッケン姿の通信労組の組合員ら約百五十人が「NTTは違法・脱法の大リストラをやめろ」と声を上げました。
NTTリストラ裁判全国原告団長の鎌倉清美さん(59)は「リストラを実行させたのは持株会社。最後まで責任をとれ。九月の札幌地裁の全面勝利判決を確信にし、頑張りたい」と表明しました。