2006年11月8日(水)「しんぶん赤旗」

福島県汚職で県民265人

公選法違反で告発

前回知事選時に裏金授受


 篠笥憲爾元福島大学長ら福島県民二百六十五人は七日、福島地検に対し、前回知事選挙(二〇〇二年九月)で前知事、佐藤栄佐久容疑者=県公共工事にからむ収賄容疑で逮捕=を当選させるため、弟の祐二被告=入札妨害で逮捕、起訴=が県議や選対幹部らに買収資金を渡したとされる公職選挙法違反容疑の解明のため、祐二被告と金銭を授受したとされる氏名不詳者多数の取り調べと厳正処分を求める告発状を提出しました。

 告発状提出には福島県市民オンブズマン代表の広田次男弁護士が同席しました。

 告発状は、祐二被告が佐藤前知事を当選させるため、選挙運動員らに金銭を渡したことは、公選法違反の買収に当たるとしています。

 告発状提出後、県庁内で記者会見した篠笥氏、広田弁護士らは、県公共事業にからむ談合事件の捜査で発覚した公選法違反容疑は、県政汚職の中心をなすもので、この解明なくして県政汚職の全容解明はあり得ないと説明。県議ら数十人が東京地検特捜部の取り調べを受けながら、立件が見送られるとの報道がされていることに憂慮し告発状提出となったと語りました。

 前回知事選で祐二被告は、県公共工事を受注した企業から約二億円の裏金を集め、県議や選対幹部に買収資金として渡し、過去三回の知事選で約六億円にのぼるとの報道もあります。

 佐藤前知事のオール与党の県議会各会派は十二日投票の知事選挙で、公選法違反容疑について口を閉ざしています。


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