2006年10月29日(日)「しんぶん赤旗」
沖縄県民の声無視
ミサイル装備品組み立て強行
「基地機能強化につながる」と、地元自治体や県民が強く抗議している米軍嘉手納基地(沖縄県)などへのパトリオットミサイル配備問題で、米軍は県民の声を無視し、嘉手納基地に搬入した装備品の組み立て作業を着々と進めています。
二十七日午後には、嘉手納町役場に近い同基地内で、十七基の発射台が上空に向けられた状態などで並んでいるのが確認されました。このうち三基がPAC3、十四基がPAC2とみられます。米軍は、約一カ月かけて作業を行い、順次、同基地や嘉手納弾薬庫地区に配備。年内にも一部運用を開始する方針です。
同基地に隣接する県道沿いに住む建設労働者の男性(25)は「物騒ですね。早く撤去してほしいです」と話していました。